新菱 水素商材、品揃え拡充 (2020.11.26)
【写真=インフォームドスポーツ認証を取得した水素ゼリー】
三菱ケミカルホールディングスのグループ企業で健康関連事業を展開する新菱(北九州市八幡西区)が、水素を用いた最終商品事業を拡充する。10月にインフォームドスポーツ認証を取得したアスリート向けの水素ゼリーを市場投入し、今後、リラックスなどメンタル系の素材を組み合わせた水素ゼリーの第3弾商品も早い段階で商品化させる方針。水素を機能性関与成分にした、生活習慣対策などをヘルスクレームとする機能性表示食品の届出も準備しており、ヘルスケア事業の拡充を図る。
同社はコラーゲン、エラスチンなど健康食品の原材料供給とともに、昨年発売した水素ゼリーの最終商品販売の2軸でヘルスケア事業を展開してきたが、「当社の健康関連事業をより浸透させるため」(ヘルスケア事業推進室)、最終商品販売事業を強化して市場での浸透を進めていく方針。
同社は昨年、最終商品を市場投入するにあたり、近隣のグループ企業の施設内に製造ラインを新設し、自社でゼリー品を製造できる体制を整えている。
10月に発売した「高濃度水素ゼリー アスリート」は、独自技術で水素ガスをゼリー内に包含させたもの。ゼリー1本10㌘中に水素ガスを30~40ppm含む。L‐カルニチンやBCAA、さらに同社が原材料供給する国産養殖クロマグロの動脈球を由来とするエラスチンなど、スポーツに役立つ燃焼系素材も加えている。31本入で税込5940円。販売はアマゾンや楽天などの通販。
機能性表示への取組みでは、現在、大学の研究機関と連携し、水素の生活習慣に働きかける機能についての臨床試験を予定している。