スギHD PB製品を台湾で販売 現地企業と業務提携(2020.12.10)


 スギ薬局グループを運営するスギホールディングス(愛知県大府市)と、台湾でヘルスケア中心の調剤併設型チェーンドラッグストアを展開するGreat TreePharmacyが業務提携した。スギ薬局が保有するヘルスケアに関するビジネスモデルやプライベートブランド(PB)商品をGreat社に供給し、初年度で数億円の売り上げをめざす。双方の人材交流も進める計画だ。

 Great社は、台湾国内に160以上の店舗を展開する大手チェーンドラッグストア「大樹連鎖薬局」の運営会社。スギHDでは、まずはインバウンド需要が高かったスギ薬局PBの化粧品や日用雑貨をGreat社に供給、大樹連鎖薬局で販売する。一般用医薬品やサプリメント・健康食品についても許認可を得た上で供給、販売していく計画だ。

 また、将来的には、PB商品以外を供給していくことも視野に入れている。
 両社は11月25日に業務提携に関する調印式をオンラインで実施。スギHDによるとGreat社は次期中期5カ年計画で、台湾国内での出店加速、海外展開の他、電子商取引などデジタル化の強化などを掲げている。ここにきてアジア市場開拓を強化しているとみられるスギHDとの思惑が一致したとみられる。

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