緑茶フッ素、初の届出 トクホで実績「歯を丈夫で健康に」(2020.12.10)


 緑茶フッ素を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出が12月2日、公開された。同成分に関する研究レビューに基づき、歯を丈夫で健康にする機能を訴求する。機能性関与成分としては初の届出だが、以前から特定保健用食品の関与成分として許可実績がある。

 届出者は、太陽化学グループのタイヨーラボ(東京都港区)。届け出た商品の形状はチュアブル錠のサプリメント。届出表示は、「歯の再石灰化を促進し、歯の表面を改善してむし歯の原因となる酸に溶けにくい状態にすることで歯を丈夫で健康にする機能が報告されています」で、歯や虫歯に対する予防的な機能を直接的に訴求する届出としても初となる。緑茶フッ素は、トクホの関与成分としても同様のヘルスクレームが認められてきた経緯がある。

 科学的根拠は、緑茶フッ素に関する研究レビューによる。届け出たレビューでは、届出表示が医薬品的効果効能を標ぼうするものではないと言える理由の説明を付記。トクホで同様のヘルスクレームが許可されていることを理由として挙げている。

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