免疫ケア、販売好調 iMUSE 飲料3品で2千万本(2020.12.24)
【写真=機能性表示食品『iMUSE』の商品ラインナップ。ヨーグルトは年明けにも発売】
キリングループが日本で初めて発売した、免疫機能サポートを訴求する機能性表示食品の売れ行きが好調のようだ。
キリンホールディングスが11月初旬に発売したサプリメントはすでに24万袋を販売。取扱い店舗数は1万400店にのぼる。また、キリンビバレッジが11月24日から販売している飲料3商品の販売数量は、発売3週間で計2000万本を突破したという。
キリンHDが12月15日に発表した。サプリメント、飲料ともに、同社の独自素材プラズマ乳酸菌を機能性関与成分にしたもので、「iMUSE」ブランドとして計6商品(サプリ2種3商品、飲料3商品)を展開。年明け1月12日からはグループの小岩井乳業が、同様の機能性表示食品としてヨーグルト、ヨーグルトドリンクの2商品を発売する。
キリンHDによると、サプリメントの取り扱い店舗は、機能性表示食品としてリニューアルする前の10月末時点から約9倍に増加した。通信販売を主要販路とする『iMUSEプラズマ乳酸菌サプリメント』のうち「7日分」(905円・税抜)について、ドラッグストアでの販売も開始したことで、取り扱い店舗数が広がったとみられる。『iMUSEプロフェッショナル プラズマ乳酸菌サプリメント』(2200円・同)については、調剤薬局やクリニック、病院内売店などの医療機関で販売されている。
一方、『iMUSEヨーグルトテイスト』など飲料3商品(各143円・税抜)は、量販店やドラッグストアでの販売が好調に推移している。販売開始以来、取り扱い店舗率、店舗あたり販売金額ともに上昇傾向にあるという。
販売好調の要因について同社では、「新商品に対する期待とお客様が手に取りやすい状況を展開できている」ことがあると見る。
来月から新たにヨーグルトを市場投入することで、iMUSEブランドのラインナップをさらに強化し、プラズマ乳酸菌関連商品の売上げ拡大を図る考えとみられる。