日本生物科学 ナットウキナーゼ、提案強化 (2021.3.25)


 日本生物科学研究所(大阪市福島区)は、主力原材料として手掛けるナットウキナーゼ高含有納豆菌培養エキス「NSK‐SD」の提案を強めている。機能性表示食品の機能性関与成分として届出実績のある利点を生かし、血圧降下のヘルスクレームを訴求できるサプリメント開発につなげていく方針だ。

 一昨年12月にナットウキナーゼを機能性関与成分とする機能性表示食品が届出公開されて以降、従来の健康食品タイプから機能性表示食品に切り替える意向を持つ企業が複数社、現れているという。

 「コロナ禍で営業活動が制限されてきたが、提案先での機能性表示食品の届出の動きも進んでいるようだ。ナットウキナーゼ単体だけでなく、他の素材と組み合わせてのダブルヘルスクレームを企画する先もある」(同社)といい、近い段階での機能性表示食品の届出公開に期待を寄せている。

 3月18日時点で、ナットウキナーゼの機能性表示食品の発売開始は見られない。ただ、既に届出が公開されている大手製薬企業では、4月からドラッグストアなど店頭での販売を始めることを発表している。また、テレビCMなどのプロモーションも検討しており、今春以降にナットウキナーゼを含む機能性表示食品の市場での展開が大きく進みそうだ。

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