三協、ハラール認証取得 東南アジア市場目指す顧客支援 (2021.5.27)
海外展開サポート
健康食品受託製造の三協(静岡県富士市)が日の出工場のハードカプセル充填など一部生産ラインでハラール認証を取得した。同社としてハラール認証を取得するのは始めて。
日の出工場は、同社の主力工場。これまでに日健栄協GMP、FSSC22000、NSF‐GMPに続いてハラール認証を取得した。
ハラール認証団体・日本イスラーム文化センター(東京都豊島区)による認証を得た。認証は5月1日付。
認証の範囲は、原材料をハードカプセルに充填する製造ラインと、ハードカプセルをボトルなどに充填する包装ラインの2点。今後、主力のソフトカプセルの生産ラインでのハラール認証取得に乗り出す可能性もある。
ハラール認証取得の背景について三協では、東南アジア諸国への展開を計画するクライアントからの要望もあったとする。
新型コロナの影響で訪日客が蒸発し、インバウンド需要を見込めなくなったサプリメント・健康食品販売会社が、越境ECや輸出に力を入れ始めている。その中で、東南アジア諸国に展開する際に要求される場合も少なくないハラール認証に対するニーズが今後、改めて高まることもありそうだ。
【写真=一部生産ラインでハラール認証を取得した日の出工場】