「食と健康」強化型DgS ウエルシア出店 イオンT新店の核に(2021.10.7)

03 2ndウエルシア イオンタウン幕張①

 イオングループで郊外型を中心にショッピングセンターを展開するイオンタウン(千葉市美浜区)が、医療・健康分野の地域コミュニケーション施設としても展開していく新たなショッピングセンター「イオンタウン幕張西」を千葉・幕張に10月21日開設する。

 イオンタウン幕張西は、「食」や「健康」などのライフスタイルを提案するウエルシア薬局のドラッグストア「ウエルシア イオンタウン幕張西店」を核店舗にしたもの。他に、クリニックやフィットネスクラブなど専門店9店舗を出店する。併設の大型病院とも連携するなどして、地域の医療や健康を支えるコミュニティ拠点にすることを目指す。

 新店の核とするウエルシアの調剤併設型ドラッグストアでは、調剤ロボットや薬受け取りロッカーなどの最新機器を導入して利便性を向上させる。また、イオンとのシナジーを図り、従来店舗より大型な食品売場を設けた。生鮮品の取扱いを強化し、調味料や日配品、酒類などの品揃えも充実させる。

 そのほか、食育活動の推進などを目的にした地域住民のためのコミュニティスペースを設置したり、管理栄養士による食習慣改善を提案したりする。

 来年夏には、新店に併設される形で約180床を有する医療法人白百合会「幕張病院」が開業される予定だ。この病院の病院棟と新店は、連絡通路を通じて結ばれることになるという。

 病院と新店の間を行き来できるようにする狙いについて、松本忠久・ウエルシア薬局社長は「栄養食やサプリメントなどを活用するなどして相互関係を築いていきたい」としている。

【写真=10月21日開業予定の「イオンタウン幕張西」の完成イメージ画像。画像右側がショッピングセンター。センターに隣接する約180床を有する病院棟が来年春に開業する。】

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