外資系企業 クルクミン、関節ケアで届出 (2021.10.7)
タマリンドとの合わせ技
機能性関与成分(機能性表示食品)としてのクルクミンについて、膝関節領域のヘルスクレームを行うとする届出があり、9月29日に公開された。これまでに10件超の届出があるクルクミンのヘルスクレームは肝機能領域と認知機能領域の2機能に大別され、膝関節領域は今回が初めて。原材料事業者のOctroll(オクトロール、神戸市中央区)が届け出た。
オクトロールのホームページによると、同社は2018年に設立。サプリメントの原材料企業や販売企業などを傘下に抱えるノルウェー・オスロ拠点のコングロマリット「NXT CAP」のグループ会社とされている。
オクトロールが同社として初めて届け出た機能性表示食品は、『TamaFlex(タマフレックス)』を商品名とするサプリメント。同社は同一製品名のサプリメント向け原材料を扱っており、同原材料の概要は、抗炎症機能が確認されたタマリンド種子抽出物に同じく抗炎症機能が報告されているクルクミンを配合することで同機能を強化したものだとされている。
同社は今回の届出に、このタマリンド種子抽出物とクルクミンのプレミックス素材を活用。同社が届け出たヘルスクレームは以下の通り。
「本品はクルクミン、タマリンド由来プロアントシアニジンを含みます。クルクミン、タマリンド由来プロアントシアニジンには、膝関節の違和感を軽減し、可動域を広げて、膝の曲げ伸ばしをサポートする機能と、自立した日常生活を送る上で必要な歩く力(階段の昇り降りや一定時間で長い距離を歩く力)を助ける機能があることが報告されています」
届け出た研究レビューで採択した文献1報は、同プレミックス素材の膝関節や歩行機能に対する有効性を検証したRCT論文とみられる。タマリンド由来プロアントシアニジンが機能性関与成分として届け出されたのは今回が初めて。