健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　ニッピ（東京都足立区）は8日、健康食品向けコラーゲンペプチドの国内外の販売や、化粧品関連事業で通販展開する健康食品が計画を上回る数値だったとして、2022年3月期通期連結業績予想を上方修正した。売上高を30億円プラスの400億円、経常利益を5億円プラスの18億円、純利益を3億円プラスの12億円にそれぞれ修正した。

　同日発表した第2四半期におけるゼラチン関連事業の売上高は、対前年比26.5％増の50.2億円、セグメント利益は同15.9％減の2.9億円だった。コラーゲンペプチドは、国内市場は健康食品向けを中心に増収となり、輸出販売では海外拡販施策により北米はじめ中国、東南アジアへの出荷が増加した。ただ、採算面では厳しい状況で推移したという。

　化粧品関連事業の売上高は同20.0％増の28.4億円、セグメント利益は同96.1％増の4.2億円。化粧品は前期並みに推移したが、健康食品「ニッピコラーゲン100」は、健康志向の高まりと通販の優位性を背景に好調に推移した。