ファーマフーズ、黒字に転換 1Q 育毛剤好調、定期顧客数伸びる(2021.12.6)
ファーマフーズ(京都市西京区)が3日発表した2022年7月期第1四半期の連結業績は、売上高が対前年比50.3%増の126億600万円だった。通販事業における主力の育毛剤が好調だったことに加え、定期顧客件数の増加やリピート購入による収益が積み上がるなどして、最終損益は前年同期14億円の赤字から今第1四半期は12億円の黒字に転換した。
主力の通販事業の売上高は、同52.6%増の120億9100万円、セグメント利益は18億1800万円(前年同期は13億円の損失)。主力商品「ニューモ育毛剤」の売上高は74億円で、同社全体売上・利益の押し上げに寄与した。また同品のクロスセル展開も進め、サプリメントの売上は8億円を計上した。
機能性素材事業の売上高は、同9.6%増の5億400万円。主力原材料の「ファーマギャバ」の概況は、前第4四半期の海外向け出荷が増大したことによる反動減の影響を受け、売上高は同27.1%減の1億5200万円に落ち込んだ。OEM事業は同80.9%増の2億2800万円と伸長した。国内を中心にダイエット食品、健康飲料、パウチゼリーなどの受注が増加した。