AFC 自社工場のハラル対応を強化 イスラム圏への受託製造等に注力(2022.4.25)


 AFC‐HDアムスライフサイエンス(静岡市駿河区)は、22日に開催した2022年8月期中間決算説明会で、自社工場のハラル対応を強化し、イスラム圏への自社商品の販売及びOEM品の受託製造に注力していく計画を発表した。

 既にハラル対応を進めており、国吉田工場では製造設備の一部を対応させている。これにより、同工場で製造した2品目については、NPO法人日本アジアハラール協会からハラル認証を受けている。今後は、この2品目を販売する国でハラル認証が受けられ次第、商品を出荷する予定。

 また、千葉工場はよりハラル対応に特化した工場にする方針。ハラルと非ハラル原材料のコンタミを防ぐ目的で、製造ラインや保管倉庫などの改修工事を7月から開始することを計画している。24年には、同工場で製造した商品でハラル認証取得を目指す構えだ。

 ハラル対応強化の理由について淺山雄彦会長は、「イスラム人口が世界人口の24%を占めて今後も人口の広がりが期待できるなか、顧客企業から認証取得を望む声が寄せられたほか、自社最終商品を販売するグループ会社・エーエフシーの売上拡大をバックアップするため」と述べている。

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