健康食品事業が5期ぶり増収 フォーデイズ 全体売上はマイナスに(2022.6.27)
同社では前期概況について、コロナ禍にあって、20年度から始めているオンライン配信「フォーデイズルーム」を継続しながら、感染対策を万全としたうえでリアルイベント開催など営業活動を進めてきたが、「コロナ禍が終息しない中、新規顧客獲得の機会が減少し売上にも影響が出た」としている。
健康食品事業の概況は、20年以上のロングセラーで主力製品の核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」が22年3月までの累計販売本数が6500万本を超えるなど順調に売り上げたほか、その核酸ドリンクと併用することで栄養補給を強化するサプリメントや核酸ドリンクの上位品など新製品を投入するなどし、売上高は同0.1%増の260億7300万円の増収となった。健康食品事業の増収は17年3月期以来。
化粧品事業の売上高は同6.7%減の64億7000万円。昨年7月には若年層向けの低価格の新ブランドの立ち上げや、ギフト品で好評だった美容液を新発売するなどの展開をしたが、売上は前年を下回った。
海外事業も苦戦が続いている。コロナ蔓延によって海外各拠点の会員活動が制約を受け、「売上・会員数ともに伸び悩んだ」としている。その中で、台湾事業は好調が続いているようで、売上高・経常利益ともに前年度に続き過去最高を更新したという。