今年度初の30件以上の届出 新規成分にヤクルトの乳酸菌が登場

(2022.10.11)


消費者庁は7日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、33件の新規届出を発表した。一度に30件以上の新規届出を発表するのは今年度のH番台では初めて。20件以上も8月9日の発表以来で約2カ月ぶりだった。今年度の届出数は416件となった。


 今回の更新では、新規機能性関与成分として「乳酸菌LP0132(L.プランタルム YIT0132)」が登場した。機能性表示は「本品には乳酸菌LP0132(L.プランタルム YIT0132)が含まれます。乳酸菌LP0132には、花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されています」というもの。これまでに、鼻の不快感軽減を訴求する乳酸菌は、「L‐92乳酸菌」(L. acidophilus L-92)」と「L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)」が届け出されており、3つ目の乳酸菌となった。


 この届出はヤクルト本社(東京都港区)によるもの。乳酸菌LP0132は同社独自の乳酸菌で、東北地方の漬物由来。最終商品の飲料に配合する際は、加熱処理した死菌体として加えている。


 このほか、熟成にんにくエキス(指標成分:S‐アリルシステイン、アルギニン)で通算2回目の届出があった。同エキスとして初のヘルスクレーム「寒い季節や夏の冷房などによる冷えにより低下する末梢血流を維持する機能、低下した末梢体温を回復する機能により、末梢(手指)の冷えを改善します」が加わった。届出者は前回と同じ桃屋(東京都中央区)で、黒みつで届け出た。

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