ファーマF、対前年比35%増 1Q 売上高170億円 GABA伸長
(2022.12.6)


 ファーマフーズ(京都市西京区)の2023年7月期における機能性食品素材、化粧品、医薬部外品など販売事業が前年実績を上回る好調な滑り出しを見せている。5日発表した同期第1四半期の全体売上高は対前年比35.1%増の170億3000万円と大きく伸ばした。1Qから広告宣伝費を128億円投下したことで利益面では22億円の営業損失となったが、定期顧客件数を115万件に伸ばした。

機能性素材や健康食品、医薬品製造などを担うBtoB事業の売上高は、同270.5%増の18億6900万円、セグメント利益は3億7600万円(前年同期は300万円の損失)。主力素材のGABAは同69.9%増の2億5800万円を売り上げた。米国で採用を伸ばすとともに、国内の食品メーカーの採用拡大が継続している。

BtoB事業の売上高は、昨年子会社化した明治薬品の医薬品製造受託、ドラッグストアでの機能性食品・医薬品などの販売事業の売上高が加算され、前年同期から売上数字を伸ばしているが、その新たに加わった売上高を除いたかたちでも6億5000万円を計上するなど、素材販売事業も堅調に推移している。

主要事業の化粧品や医薬部外品、サプリメントなど通販のBtoC事業の売上高は、同24.8%増の150億9500万円、21億円のセグメント損失。主力商材の育毛剤の新規獲得が復調した。また、機能性表示食品のサプリメント「シボラナイトGOLD」は、広告表現の一部見直しを行い、新規獲得ペースは鈍化したものの、売上高は23億9000万円を計上した。

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