運動による免疫機能低下を抑制 乳酸菌R‐1のヨーグルト摂取で 明治(2023.4.20)


 明治(東京都中央区)は、乳酸菌OLL1073R‐1株で発酵したヨーグルトの摂取が、激しい運動による一時的な免疫機能の低下を抑制することをヒト試験で確認した。順天堂大学との共同研究成果。論文は学術誌「体力科学」に今月1日に掲載された。同社が13日発表した。

 試験は、順大陸上部に所属する男子長距離選手18名と、男子投てき選手13名を対象に実施。乳酸菌OLL1073R‐1株で発酵したヨーグルト(同菌株が産生する多糖体・R‐1 EPSを6.6mg含有)を、2週間摂取する間に激しい運動を負荷した。その結果、摂取群はプラセボ群に比べ、激しい運動に伴うNK活性の低下が有意に抑制され、免疫機能の低下を防ぐことが確認された。

 このほか、激しい運動による必須アミノ酸及び分岐鎖アミノ酸の血中濃度の低下が抑制され、身体のコンディション低下を抑えることも示唆された。

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