DgS、健食16カ月連続増 DgS全体は2年連続 4月商業動態統計(2023.6.1)


 経済産業省調査統計グループが5月31日に発表した2023年4月分の商業動態統計速報によると、ドラッグストア(DgS)における「健康食品」の販売額は215億円。前年同月比は5.6%増で、16カ月連続となった。また、「ビューティケア(化粧品・小物)」は同8.1%増の864億円で17カ月連続増となっている。

 経産省は「健食はビタミン系サプリやプロテイン、化粧品関係は日焼け止めやカウンセリング化粧品が好調だと聞いている」とし、コロナ禍明けで外出機会が増加し、外出先で運動する機会が多くなっていることも要因ではないかと推測している。

 4月のDgS全体の販売額は、6731億円で前年同月比は8.8%と増加。24カ月連続と丸2年間プラスが続いているということになる。食品関連が先月に引き続き前年比が大きいのは、DgSが安売りする「卵パック」の売行きが好調なことも一因ではないかと経産省は推測。また、外出機会が増えているためか、飲料や菓子類も好調傾向が続いているという。

 販売額が増加した商品カテゴリーは、「食品」が同13.0%増、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」が同9.1%増、「調剤医薬品」が同8.5%増、「OTC医薬品」が6.9%増、「トイレタリー」が同5.1%増、「ヘルスケア用品(衛生用品)・介護・ベビー」が同1.8%増、で全体的に好調。減少したカテゴリーは「その他」の同0.1%減のみだった。

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