クエン酸塩混合物が初の届出 一度に異なるHCで2件 19日更新(2023.6.19)
消費者庁は19日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに20件の届出を発表した。これによりI番台の届出数は150件になった。今回の更新では、新規の機能性関与成分として「クエン酸塩混合物(無水クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウムとして)」が届出された。
クエン酸塩そのものは、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に含まれるαヒドロキシ酸の一種で有機酸。水に溶解するとクエン酸と同様の働きを示す。無水クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウムは、それぞれ食品添加物として食品等に用いられてきた安全な成分でもある。
クエン酸混合物として一度に2件が届出され、ヘルスクレームは「クエン酸塩混合物(無水クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウムとして)には、健常な成人女性の一時的な心理的ストレス感を緩和する機能があることが報告されています」と、「クエン酸塩混合物(無水クエン酸、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウムとして)には、睡眠の質(起床時のすっきり度)を高める機能があることが報告されています」が同時に発表された。
届出者は、健康食品や医療用医薬品などを製造販売する日本ケミファ(東京都千代田区)。機能性は研究レビューで評価し、サプリメントを届け出た。