ハラル商材で新事業 第1弾はカステラ3種 ムソー(2014.3.20)
マクロビオティックを啓蒙する各種自然食品販売のムソー㈱(大阪市中央区)は、ハラル認証加工食品販売の新事業を4月からスタートさせる。まずはハラル認証取得のカステラ3種を上市し、今後は調味料や菓子、食材など品揃えを拡充する。併せて同社としては新規販路となる関空・伊丹など空港売店やホテル、レジャー施設などの開拓を進め、土産品として浸透させる。既存卸先の自然食品店なども要望があれば配荷を進める。また外部のイスラム専門家と連携し、海外展示会への出展や商品のマーケティングなど海外事業も進展させる。
同社では、増加する在日ムスリム、ムスリム旅行者に対して日本の食環境が整備されていない状況を背景に、昨年6月からハラル事業の構築を進めてきた。
新事業の第1弾となるカステラは、卵や砂糖、小麦粉など原材料はすべて国産品を使用し、蜂蜜・抹茶・黒糖の3タイプを揃えた。すべて140㌘入で税込1000円。NPO法人日本アジア・ハラール協会の認証品。
またハラル認証は取得しないが、豚・アルコールなどの原材料不使用、不必要な添加物の不使用、トレーサビリティが可能などの条件を満たした商品を「ムソー・ムスリムフレンドリー商品」と称し採用していく。
【写真はハラル認証のカステラ(蜂蜜タイプ)】