備前化成の新社屋が竣工 製剤技術など研究開発の拠点に
(2024.1.9)
備前化成(岡山県赤磐市)は、かねてより本社事務所に隣接する敷地内に建設を進めていた新社屋がこのほど完成し、4日から業務を開始した。新社屋は、機能性食品素材から製剤技術までの研究開発とともに、食品分析を行う品質管理面を担う拠点となる。
2階建ての新社屋は敷地面積1万700㎡、延床面積3400㎡。旧社屋から事務所・研究センターの一部を移転した。1階の「イノベーションセンター」は、研究開発、品質管理部門のエリアで、開発実験室(食品素材・製剤)、培養実験室、試作用クリーンルーム、理化学試験室、微量物質分析室、微生物検査室などを設け、高度な研究・分析を行う。2階は営業や事務部門のエリアとした。
昨年12月25日には新社屋業務開始に先立ち、取引先や関係者など約150名を招き竣工式を行った。その席で挨拶した清水富江代表取締役社長は新社屋について、「1階にイノベーションセンターを構え、革新的な開発とこれまで以上に〝安心・安全な〟商品供給ができると考えている」と述べた。