新規機能性関与成分にアルクチゲニン 睡眠の質向上機能を訴求 クラシエが届出 20・22日更新(2024.8.22)


 消費者庁は20日と22日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新たに34件の届出を公開した。これにより2024年度J番台の届出数は392件になった。今月は1日に届出更新が行われ、その後16日まで15日間届出更新がなかった。ただ16日に36件の届出が発表され、20日に15件、22日に19件が発表されるなど、滞っていた分を一気に解消している。

 今回の更新では、新規の機能性関与成分としてアルクチゲニン(アグリコンとして)が届出された。同成分は、ゴボウスプラウトやレンギョウ葉のエキスに含まれるポリフェノールの一種。リグナン類に属し、中枢性疲労や不眠に関連する脳内炎症を抑制する働きが知られている。届出されたヘルスクレームは「本品にはアルクチゲニン(アグリコンとして)が含まれます。アルクチゲニン(アグリコンとして)には、日常的な生活で一過性の疲れを感じているBMIが高め(BMI23以上30未満)の方の睡眠の質(寝つきのよさ、起床時眠気の軽減、熟眠感)の向上をサポートする機能が報告されています」。

 届出者はクラシエ(東京都港区)で、機能性はシステマティックレビューで評価した。届出商品はサプリメント。

 また、原材料サプライヤーであるネキシラ(東京都港区)のおよそ4年半ぶりになる通算2回目の届出があった。今回届け出た機能性関与成分は、オリーブ由来ヒドロキシチロソールで前回と同じ。ヘルスクレームもほぼ変わらず、前回が「酸化LDLコレステロールの低減」で、今回が「酸化LDLコレステロールの抑制」だった。

 このほか今回は、うなぎの骨や頭を肥料に使用して栽培した、サツマイモやその加工食品を企画販売する、うなぎいも協同組合(浜松市中央区)の初の届出があった。届出商品は飴で、GABAを機能性関与成分に記憶力向上機能を訴求している。

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