ファーマフーズ GABAの海外展開加速 GRAS認証を軸に(2024.9.26)


 ファーマフーズ(京都市西京区)が、GABAの海外展開を加速させる。すでに北米を中心にサプリメント用途で供給量を着実に伸ばしているが、米国のGRAS認証取得を急ピッチで進め、一般食品領域でのGABAの採用につなげる。

 25日に行われた2024年7月期の決算説明会で前期の事業成果と今後の事業方針を報告。前期のBtoB事業の概況は、主要素材の「ファーマギャバ」が北米を中心に海外市場が伸び、出荷量で57%伸長し、売上高は14%伸びた。また、タイの大手メーカーのサプリメントや飲料を含むブランドでも採用されるなど、海外への展開がGABAの売上を底上げしている。

 26年の中期経営計画の進捗では、GABAの取組みについて金武祚社長が、米国のGRAS認証には「まだ1年はかかる」としつつ、一般食品への採用が進むことで、「これまでの100倍は伸びると考える」として、今後の研究開発、事業拡大に対する投資への理解を促した。同社では、GRAS認証を得て、「ファーマギャバ」が大手飲料メーカーに採用された場合、年間60t前後の供給が見込まれるとしている。

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