プロテインの売上220億円 カーブス 〝機能性表示〟2品がけん引(2024.10.21)
主婦層を主要ターゲットに展開するフィットネスクラブ「カーブス」における、プロテインを中心とする会員向け物販売上が200億円を超えた。前年比26.8%増の220.6億円を計上した。コロナ禍で若干売上を落としていたが、その後着実に売上を伸ばし、前期から50億円近く売上を積み上げたかたちだ。昨年末に6年ぶりに新商品を投入したプロテインと、ヤング層(50~66歳)に向けたプロテインの新商品が売上増に貢献したかたちだ。
カーブスを運営するカーブスホールディングス(東京都港区)が、18日に発表した2024年8月期決算説明資料で明らかにした。
同社の全体売上は354億6500万円で、物販売上が占める割合は6割を超える。一方でクラブの会員数も着実に伸ばしている。コロナ前の82万人には戻していないが、20年に60万人にまで落ち込んだ会員数は右肩上がりで増加し、前年度は4万人増の81.7万人にまで回復している。これら会員数の着実な伸長が、プロテインを中心とする物販売上を伸ばす原動力ともいえよう。
決算資料では、筋力量を維持することを訴求する「ウルトラプロテイン」、脂肪・糖の吸収を抑えることを訴求する「ヘルシービューティ」が発売後、定期購入型商品として延べ購入者数を過去最高に引き上げたとしている。2品ともに機能性表示食品。