東洋新薬 前期比7%増の307億円に 機能性サプリなど貢献(2024.11.18)


 健康食品受託製造大手の東洋新薬(本部・佐賀県鳥栖市)の2024年9月期のグループ売上高が2年ぶりに300億円台に回復した。前期比20億7000万円プラス(107%)の306億9000万円を計上。機能性表示食品のサプリメントやプロテインの受注増、化粧品事業における医薬部外品の受注が伸びたことをプラス要因として挙げている。同社が13日発表した。

 健康食品の受注では、前期の計画で未達となっていた機能性表示食品の新たなヘルスクレームの届出公開が24年の年明けから順次進んだことから既存先とともに新規顧客の開拓が進んだ。また、内臓脂肪減少や皮下脂肪、ウエスト周囲径を減らすことなどのヘルスクレームを持つ葛の花エキスやターミナリアベリリカなど独自原材料による商品開発も前年同様に増えている。今期は、肝機能や活気・活力のヘルスクレームが届出公開されているインドマンゴスチンエキス末など新規原材料の採用を増やしていく方針だ。

 同社は健康食品事業を中核に、医薬部外品開発などの化粧品事業とともに、健康・美容器具、健康・美容雑貨、一般医療機器などを手掛けるMG(Machine & Goods)事業の3事業を展開。健康食品のOEMに特化した東洋フーズ、同社代表素材のひとつフラバンジェノール配合の化粧品などを販売するフォーマルクライン、クッションファンデーションなどの化粧品販売会社HARIASなどの関連会社でグループを構成している。

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