健食市場規模1兆2382億円 24年度は前年度と同等 インテージ調査(2024.12.12)


 市場調査のインテージヘルスケア(東京都千代田区)は12日、2024年度の国内サプリメント・健康食品市場規模が1兆2382億円で、前年度の1兆2385億円とほぼ同等と発表した。サプリメント等の利用者については4786万人で、前年度比3.7%減と推計。一方、一人当たりの平均購入額は2万5871円で同3.8%増とした。

 サプリメントの健康効果別の市場規模は、「健康維持・増進」が最大。その後に「美肌・肌ケア」、「目の健康(ドライアイ対策を除く)」、「関節の健康」、「疲労回復」、「栄養バランス」の順で続いた。対前年比で増加したのは「認知症予防」で同25.6%増。このほか、「脳機能の改善(認知症予防を除く)」は同15.0%、「目の健康(ドライアイ対策を除く)」は同14.5%増加した。

 減少幅が大きかったのは「生理痛・生理不順対策」と「口臭対策」で、それぞれ同17.0%、同15.4%の減少だった。

 サプリメントの利用者4948名に行ったアンケート調査の結果も発表。サプリメントをどの程度利用したいかを尋ねたところ、「利用を増やしたい」は13.5%、「現在と同じくらい利用したい」は69.2%、「利用を減らしたい」は12.5%、「利用をやめたい」は4.8%だった。

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