エクオール食品 調剤や病院売店販路に 大塚製薬(2014.3.20)
大塚製薬㈱が「エクオール」を配合した機能性食品を4月2日に新発売し、40代以降の更年期女性に提案する。販路は全国の調剤薬局や病院・クリニック内の売店のほか自社通信販売。新規成分という事情もあり、医師や医療従事者を通じた普及・啓発を展開していきたい考え。同社でも専門知識を持つ選任スタッフを全国に配置し、情報提供に努める。 新発売するのは、「ソイカラ」に続く大豆関連食品となる「エクエル」。大豆胚芽抽出物を乳酸菌発酵させてつくるエクオールを配合したもので、形状はタブレット。1日摂取目安量4粒当たりでエクオールを10㍉㌘摂取できるようにした。大豆イソフラボンも1粒当たりにアグリコン換算1.6㍉㌘含む。価格は112粒入りで税抜4000円。
同社では、医薬品事業部とニュートラシューティカル事業部の両方において日米両国でエクオール研究を進めていた。共同研究先が投稿あるいは既に受理され掲載まちの論文はこれまでに合計約40報にのぼり、エクオール研究で世界をリードしている。
「エクエル」の販売チャネルについて同社では、「将来的には、ほかの販路もあり得る」とコメントしている。「ソイジョイ」などと同様、グローバル展開を視野に入れている可能性もありそうだ。今後の販売動向が注目される。