酵母素材ブランド化 拡販の戦略の一環 BHNら(2014.4.10)
採用件数が増加しているダイエット食品素材「酵母ペプチドDNF‐10」の製造元のネオクレマー社(韓国)、日本総輸入元のヘルシーナビ、同総販売元のビーエイチエヌの3社が同素材のブランド化を実施し、その特許情報、名称、エビデンスデータなど知的財産の利用について基準を設ける意向だ。これらの知的財産を利用した販促活動を行うには、きたる健康食品の機能性表示制度も見据え、ヒト試験で確認された知見に基づく1日当たり推奨摂取量250㍉㌘を配合してもらいたい考え。
BHNによれば、採用アイテム数の増加に伴い、推奨摂取量より大幅に少ない量を配合する製品も出てきた。一方で、こうした製品の中には、同素材の開発者の氏名や商標登録している素材名のほか、ヒト試験で有効性が確認されている旨を販促に使用しているものもあり、「こうしたPRは、しっかり配合した上で行って頂きたい。このままでは、DNF‐10の信頼性が損なわれてしまう懸念がある」という。
また同原料は現在、日本のほか韓国、台湾などでも需要が伸張していることから、4月中にも専用ウェブサイトを立ち上げる。同社では、「推奨摂取量を含めて素材としての一層の普及・啓発に力を入れていきたい」と話している。