テアデノールA含有発酵茶をOEM 薬研(2014.4.10)
各種健康食品の企画・開発を手掛ける㈱薬研(東京都板橋区)は、血中のアディポネクチン分泌増加などが確認されている新規ポリフェノール「テアデノールA」を含有した微生物発酵茶サプリメントのOEM供給を開始した。当初はOEM展開のみだが、「コスト的に抑えることができれば原料販売も有り得る」とし、将来的な原料供給を視野に提案を進める。
麹菌を用いて発酵させる同素材については、ここ数年、静岡県内の複数のメーカーからPET飲料や茶葉製品が相次いで市場に投入されてきた。一方で、有用成分とされるテアデノールAの訴求が遅れがちであったことに同社が着目、同素材の開発元・㈱RIVERSONからサプリメント分野における独占販売権を取得し、独自素材としての優位性を強みにOEM展開する。
テアデノールAは、緑茶やウーロン茶、紅茶にはほとんど含まれず、麹菌を用いた発酵茶に豊富に含むポリフェノール。これまでの研究成果として脂肪組織における脂肪分解亢進、血中アディポネクチンの分泌増加などの機能性研究が報告されている。
同社ではOEMと併せ、同素材を用いたダイエットサプリ「クビレオ」を開発、販売については関連会社の㈱グロウを通じて2月からネット通販している。