ハラルゼラチン、拡販に本腰 新田ゼラチン(2014.4.10)
新田ゼラチン㈱(大阪市浪速区)がハラル市場の開拓に乗り出す。ハラル認証を取得した牛骨由来ゼラチンについて食品・医薬用カプセルやサプリメント、加工食品用途で東南アジアや中東などに売り込む。ハラル市場への進出を目指す国内企業からの引き合いも増加傾向にあり、この要望にも積極的に応えることで、事業拡大を目指す。
同社が牛骨由来ゼラチンでハラル認証を取得したのは約10年前で、北米の医薬品用カプセルメーカーからの要望に応じていた。生産工場は同社の大阪工場と、関連会社ニッタゼラチンインディアのケララ州コーチン工場の2カ所。
インド工場では牛・魚由来コラーゲンペプチドについてもハラル認証を取得している。今後、関連会社の中国工場で製造するフィッシュコラーゲンや、日本国内工場で製造するブタ由来以外のコラーゲンペプチドについても同認証の取得を目指したい考えだ。
なお、認証機関所在地は、大阪工場が米国及びドイツ、インド工場はインドネシア、インド、米国となっている。