味の素 微細層由来DHAを採用(2014.4.10)

味の素

 味の素㈱が微細藻由来のDHA(ドコサヘキサエン酸)を配合したグミタイプの子ども向けサプリメントを4日、通信販売限定で新発売した。発売前に同社は「注目のオメガ3DHAが子供をかしこく健やかに育む!」と題したセミナーを2日、都内で開催していた。主に3~12歳の子どもの摂取を提案し、発売初年度で1億円の売上げを目指す。

 2日のセミナーでは子どもの行動や認知発達に与えるオメガ3脂肪酸摂取の機能について研究している英オックスフォード大学のアレックス・リチャードソン医学博士が講演。また味の素の木村毅・取締役常務執行役員が登壇し、消費者庁による「食品の機能性評価モデル事業」でDHA、EPAは「高い評価を得た」と紹介した上で、今後グローバルな成長が期待できるのは海藻由来DHAだとし、「日本ではまだほとんどマーケットはないが、我々はこれを育てる」と話していた。

 味の素が新発売したDHAサプリは、日本ではDSMニュートリションジャパン㈱が供給する「life's DHA」を配合したもので、配合量は1日摂取目安量3粒当たり100㍉㌘。味の素によれば、欧州食品安全機関では1日当たり250㍉㌘のDHAの摂取を推奨している一方で、「日本人の3~12歳の子どもの平均DHA摂取量は1日あたり約150㍉㌘」だという。

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