健康食品に満足6割 使いたいトクホは「眼」 健食懇調査(2014.4.24)
健康と食品懇話会(城田昌之会長・アサヒフードアンドヘルスケア執行役員)は、昨年11月に行った健康食品利用に関する消費者意識調査結果を発表した。同調査は11年から実施され今回で3回目。調査方法は20~70歳代の男女624名を対象にインターネットを通じて行った。
健康食品の利用頻度は「ほとんど毎日(週6、7回)」「週に4、5回」の合計が約9割。使用している健康食品に「とても満足」「やや満足」との回答は6割に達した。
週1回以上利用している商品は素材別に「グルコサミン・コンドロイチン」(64人)、「ブルーベリー類」(51人)、「マルチビタミン」(45人)、など、宣伝等でよく目にする素材が上位を占めた。また、今回の調査では「青汁」(20人)が前年の20位から7位に浮上、天然のイメージが強い商品が好まれる傾向が示唆された。購入場所(複数回答)は「通信販売(インターネット)」(46%)が最多、「薬局・ドラッグストア」(26%)が続いた。通信販売は50代が58%と高かった。
特定保健用食品(トクホ)の利用についても調査し、購入理由(複数回答)は「特に意識せず購入」(54%)という無意識層が最も多く、「同じような商品があればトクホを優先して購入」(33%)が続いた。可能性があれば利用したいトクホの用途(複数回答)は「視力・眼精疲労」(58%)がトップ、次いで「老化」(53%)、「疲労」(50%)だった。
今回は錠剤・カプセル・粉末のサプリメントについても調査し、週3回以上摂取している人(約8割)は、年齢が上がるにつれ摂取種類が増える傾向にあった。また、約8割は目安量通りに摂取していると回答したが、60代以上の6割超が医薬品と併用していると回答した。