生産者人口8000万人割る 総務省人口推計(2014.4.24)
総務省統計局は15日、昨年10月1日現在の人口推計をまとめた。日本の総人口は前年比0.17%(21万7000人)減の1億2729万8000人で3年連続の減少。うち日本人人口は同0.2%(25万3000人)減の1億2570万4000人で、前年の0.18%減を上回り減少幅が拡大した。
生産年齢人口(15~64歳)は7901万人で、前年比116万5000人の減少。32年ぶりに8000万人を割り込んだ。一方で65歳以上の高齢者人口は3189万8000人で同110万5000人の増加。第1次ベビーブーム期に産まれた、いわゆる「団塊の世代」が65歳を超えてきており、総人口に占める割合は25.1%と、初めて4人に1人を超えた。年少人口(0~14歳)は1639万人で15万7000人の減少した。
都道府県別で人口が増加したのは、東京(0.53%)、沖縄(0.44%)、愛知(0.21%)など8都県。東京の人口は1330万人で全国に占める割合は前年と同率の10.4%。逆に人口減少が大きかったのは秋田(マイナス1.18%)、青森(マイナス1.04%)、山形(マイナス0.90%)などだった。