セティ㈱(東京都千代田区)は、雑穀のキヌア新芽由来のビタミンB群「パンモールB‐コンプレックス」を4月15日に上市した。サプリメント用途を中心に、最近話題のスムージーをはじめ、シリアルなど一般食品用途でも提案していくという。
同素材はオーストリアのビスビタリス社製。ペルーやボリビアで収穫したキヌアの種を、ビタミンBが高含有した水の中に入れて発芽させ、その新芽と種を乾燥粉末にしている。これにより、本来キヌアに多く含まれるビタミンB群を、さらに高含有させた。主なものでは同素材100㌘中にB1が55㍉㌘、B2が70㍉㌘、B6が70㍉㌘、B12が125マイクロ㌘含まれている。1日の推奨摂取量は2㌘。
このほか、同素材は「無味で他の配合成分の邪魔にならないことや、加工時の熱に強い」(同社担当者)。さらに、コーシャとハラルの認証も受けている。