ガックエキス50%品を上市 フロンティアフーズ(2014.5.8)


 フロンティアフーズ㈱(東京都千代田区)は、リコピンを多く含むガックエキス50%含有フリーズドライ(FD)パウダーのサンプル供給を新たに開始した。打錠性などを向上させた利便性のある素材として提案している。

 同社は以前より、ガック種衣と果肉のエキス100%のFDパウダーを供給し、引き合いを増やしてきた。新素材は更なる需要増加を図り、ガックエキス含有量を減らした一方で、デンプンを加えてFD加工を施し、「100%品よりも打錠しやすく、カプセルへの充填もしやすくしている」(同社担当者)。

 ガックは、トマトに含まれる代表的な抗酸化成分のリコピンを、トマトの30~70倍も含む。トマトは1㌘あたり31マイクロ㌘のリコピンを含むが、ガックの種衣は同2227マイクロ㌘で、この他のリコピンを多く含む果物として知られるグァバは同54マイクロ㌘、スイカは同41マイクロ㌘であることから、その含有量は随分多い。

 さらに、βカロテンについてもニンジンの10倍多く含むことが、米国農務省により報告されている。このためその高い栄養成分から、ガックは「天国からの果実」と呼ばれている。

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