銀座ステファニーが吸収合併 R&Y、消滅会社に(2014.5.22)
韓国生活用品大手LG生活健康グループ会社の銀座ステファニー化粧品㈱(東京都港区)は、同じくLG生活の傘下に今年2月に収まっていたプセンタ健康食品販売のR&Y㈱(同)を今年7月1日付で吸収合併し、存続会社を銀座ステファニー、消滅会社をR&Yとする。銀座ステファニーが16日、発表した。
銀座ステファニーでは化粧品、R&Yでは健康食品を中心に通販事業を展開。銀座ステファニーでは吸収合併の目的について、営業・販促・製造など、両社関係部門の連携を強化し、事業効率を高めるためだと説明している。
また、R&Yが現在販売しているプラセンタ健康食品「プラセンタ100」など全商品は今年7月1日以降、銀座ステファニーを販売元として市場提供していく予定だという。R&Yでは年間60億円前後の売上げを同品で上げているとみられる。
両社の16日現在の代表者は、LGグループ副会長とLG生活健康CEOを兼務するチャ・ソクヨン(ソギョン)氏。LG生活健康が12年12月に買収した㈱エバーライフ(福岡市中央区)の代表も務める。銀座ステファニーによるR&Yの吸収合併はLG生活による日本国内傘下企業の再編統合ともいえ、エバーライフの今後の動向も注目されそうだ。
銀座ステファニーによれば今年2月にR&Yの全株式を取得したのは直接的には同社で、LG生活健康ではないとしている。そのため、買収完了時点でR&Yは銀座ステファニーの100%子会社となっていた。
また、R&Y竹尾昌大前代表が銀座ステファニーの役員に加わっているかどうかについては、「組織再編中のため、合併完了後の発表とさせていただきたい」と答えるのみにとどめた。