殺菌ビフィズスが便秘改善 コンビ(2014.6.12)
コンビ㈱ファンクショナルフーズ事業部(さいたま市桜区)は、殺菌ビフィズス菌「BR‐108」に便秘改善効果があることを確認した。
試験は便秘傾向のヒト36名を対象にしたプラセボ比較試験を実施。BR‐108を1日200㍉㌘、またはプラセボを1カ月摂取してもらい、便秘評価尺度「J‐CAS」に基づき「おなかの張った感じ」「排便の回数」「便の量」「便の排泄状態」など排便に関するアンケートを行い、その回答をスコア化した。スコアは点数が低いと正常状態に近づく。
その結果、BR‐108摂取群のスコアは、摂取前の4.6から1カ月後には2.8に減少。プラセボ群のスコアが摂取前4.0から1カ月後3.6だったことから、同社では「BR‐108に便秘改善効果が認められた。また、その効果にはアンケート評価にある「おなかの張った感じ」などの体感の改善も伴うことが期待できる」としている。
また、同事業部では供給する酵素処理ツバメの巣エキス「コロカリア」についても、ヒトアンケート試験により、セラミドとの併用で美肌作用が増強することを確認している。20~50代女性28名を2群に分け、一方にコロカリア200㍉㌘、もう一方にコロカリア200㍉㌘とグルコシルセラミド約1.2㍉㌘を30日間摂取してもらい、肌の状態をアンケートした結果、両群ともに摂取2週間後には摂取前に比べてニキビやてかり、くすみ、毛穴・肌の黒ずみが改善。さらに、これらの肌状態はコロカリアとグルコシルセラミドの併用で、より効果が高まったという。