疲れ、寝つきを改善 りんごポリフェノール等で確認(2014.6.26)


 アサヒグループホールディングス㈱(東京都墨田区)は4日、独自素材のりんごポリフェノールをはじめとする複数の抗酸化成分をヒトに摂取してもらった試験で、疲れや寝つきの改善を確認したと発表した。順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二教授が監修した研究。この成果は先ごろ大阪で開催された第14回日本抗加齢医学会総会で発表された。

 試験は、40~60代の日常的に疲れを感じるヒト18名を2群に分け、一方にりんごポリフェノール200㍉㌘とαトコフェロール100㍉㌘、ビタミンC30㍉㌘、トコトリエノール3㍉㌘を配合したカプセル、もう一方にプラセボを12週間摂取してもらい、体調の変化について生体酸化マーカーのd―ROMや過酸化脂質で調べたほか、アンケートを行った。

 その結果、アンケートではリンゴポリフェノールなど抗酸化成分摂取群は「疲れやすさ」「寝つきの悪さ」「持久力のなさ」の設問で有意に改善。さらに、d―ROM値や過酸化脂質量についても、同群は改善した。
 同社ではこの結果から、りんごポリフェノールをはじめとする抗酸化成分が体内の酸化ストレスを低減したことで、疲れや寝つきの悪さが改善された可能性を示唆している。

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