医療機器認可の温熱パックを発売 ドクターセラム(2014.6.26)


 健康食品・化粧品受託製造のドクターセラム㈱が一般医療機器認可を取得した温熱用パックを新発売した。代替医療分野で関心の高いホルミシス作用を持つ希土類鉱石を含有したもので、身体を温めることで血行を良くしたり、冷えを改善したりできる。効果効能を謳えることからエステティックサロンなど、対面販売チャネルからの引き合いを集めている。

 理学療法用器械器具として一般医療機器の許可を取得した。形式はディスク状で、肩こりや痛みなど気になる箇所に医療用テープで貼ったり、枕やシーツに入れたり、ネットに入れて浴槽に浸けたりなど、工夫次第で様々な使い方ができる。

 製品名は「イオンディスク ASTRA」で、希望小売価格はディスク10枚入りで税別1万2000円。卸販売を中心に展開する方針だが、PB販売にも一部対応していく。

 同品で表示が認められた効果効能は、身体を温めることによって血行を良くする▽筋肉のこりをほぐす▽神経痛・筋肉痛などの痛みの緩解▽新陳代謝の促進▽冷え症の改善──など。同社によると同品を身体に貼付すると、およそ30分で体表面温度が平均1.1度上昇するほか、血流量や速度が約6~7%増加することが外部試験期間で確認されている。

 同社では今後、「イオンディスク」を活用して新規販売チャネル開拓を進める計画だ。鍼灸、整骨などの治療院に提案していく。これをテコに、主力製品の健康食品「セラム シルクフィブロイン」の拡販にもつなげたい考えだ。

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