血糖上昇抑制作用が増強 発酵オタネニンジン(2014.6.26)


 長瀬産業㈱(東京都中央区)は、発酵オタネニンジンに、発酵前に比べてより強い血糖上昇抑制作用があることを確認した。同素材は、オタネニンジンに含有する人参サポニンを乳酸菌A221株で発酵させ、活性成分の「M1」に変換したもの。発酵前のオタネニンジンに比べて強い機能性を示し、同社ヒト試験では、ストレス下の睡眠障害を有意に改善することが確認されている。

 今回の試験では、オタネニンジンの作用の一つである血糖値上昇抑制作用について、発酵オタネニンジンを用いてその作用機序を調査。その結果、発酵オタネニンジン及びM1が、膵臓のβ細胞からのインスリン分泌を促す消化管ホルモン・インクレチンの一つ「GLP‐1」の分泌を促進することを確認。発酵前との比較でも、発酵後の方がより強くGLP‐1分泌を促した。

 また、代表的な成分の人参サポニンRb1とM1を比べても、M1により高い効果が見られている。

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