健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　大塚製薬㈱（東京都千代田区）が日本国内で販売する「ネイチャーメイド」シリーズの全アイテム42製品について、日本健康食品・サプリメント情報センターが認証する「ハイクオリティ認証」を今年2月までに取得していたことが、このほど分かった。同センターが8日、ホームページ上の認証取得製品一覧を更新したことで明らかになった。これにより、ハイクオリティ認証取得の最終製品は計101製品と一気に拡大した。

　同シリーズの主要販売チャネルはドラッグストアで、このチャネルで販売される健康食品では同認証を取得する動きがやや目立つ。これまでにマツモトキヨシの「和サプリ」シリーズ計7製品（申請会社・ケーツーコミュニケーションズ）はじめハックドラッグのＰＢサプリ「ＨＪＢ」シリーズ計４製品（同・分子生理化学研究所）などが取得しており、「ネイチャーメイド」シリーズの同認証取得は、ドラッグストア側の要望を受けた可能性もあると見られる。

　また、同認証を巡っては、先ごろ健康食品通販市場に新規参入した興和㈱が全商品で取得すると宣言したほか、青汁製品2アイテムについてヤクルトヘルスフーズ㈱が認証取得するなど、大手企業が取得する傾向も見られている。

　認証を取得した健康食品は、商品パッケージやカタログ、ホームページなどに認証マークを表示できる。また、認証マークに付帯のＱＲコードから、商品に含まれる成分、その安全性の他、製品品質、医薬品との相互作用を確認できる。