アサヒF&H、アフリカマンゴノキ採用へ(2013.7.11)
アサヒフードアンドヘルスケア㈱(東京都墨田区)は4日、新規ダイエット素材として注目されている「アフリカマンゴノキエキス」を紹介するプレス説明会を開催した。同社が独自素材以外について説明会を開催するのは珍しく、同社ヘルスケアマーケティング部部長の桜井容子氏は「同素材を配合した商品の発売は現時点では未定」と話すが、今後はドラッグストアでダイエット用食品売上1位(㈱インテージ調査)の「スリムアップスリム」に配合するなど、同社商品に積極的に採用する可能性もありそうだ。
同部プロデューサーの武田恭一氏は、アフリカマンゴノキエキスのダイエット効果は、食欲抑制ホルモンのレプチンの働きを高める食欲抑制作用、アディポネクチン分泌促進による脂肪燃焼促進作用、グリセロール3リン酸脱水素酵素阻害による脂肪合成抑制作用からなると解説。ヒト摂取試験では、摂取4週目以降に体重、体脂肪率、ウエストが有意に減少した。さらに、同社グループ研究所の独自試験では、特定保健用食品の関与成分として認められている脂肪燃焼素材と比べて、約7倍の脂肪蓄積抑制効果が認められたことを明らかにした。
また、桜井容子氏は同社のダイエット用食品スリムアップスリムを紹介。同品は「痩せながらキレイになる」をコンセプトに開発した商品で、2006年に発売、翌年春から現在まで薬局・薬店チャネルでダイエット用食品売上1位を記録していると説明。さらに「今後は消費者が無理せずに効果が期待できるダイエット食品を望んでいることから、そのニーズに応えるシリーズを揃えたい」と抱負を述べた。