ヘアケア市場に参入 9月下旬に3品 富士フイルム(2014.7.10)
富士フイルム㈱(東京都港区)は6月30日、ヘアケア市場に新たに参入すると発表した。独自技術を用いたシャンディショナー、美容液の3品をラインナップし、「アスタリフト スカルプフォーカス」として9月下旬に市場に投入する。
同社では2006年の化粧品事業参入以降、サプリメントや飲料、ベースメイクなど、エイジングケアに特化した商品を開発、発売してきた。同社によると、女性用スカルプエッセンス・育毛剤市場は過去10年間で約3倍に膨れ上がっているという。今回新たにヘアケア製品を加えることで、女性美を総合的にサポートするトータルエイジングケアできる「アスタリフト」ブランドの提案を加速させる。当面は自社の通販サイトをメインに展開するが、「いずれは店頭にも参入していく」意向で、3年後を目途にヘアケア事業で10億円の売上を見込む。
ヘアケア製品では独自のナノシェル技術を用いて頭皮や髪内部への高浸透を実現した有用成分グリチルレチン酸や、髪のハリ・コシに働くヒト型ナノヘアセラミドを配合した。
また、同社長年のコラーゲン研究を駆使して開発した高純度低分子コラーゲン配合の飲料「同ドリンク ピュアコーゲン10000」を9月に新発売する。その他の美容成分としてオルニチン、ビタミンC、セラミドなどを配合した。