通販健食9.5%減 駆け込み反動 JADMA調査 (2014.7.24)
今年4月1日の消費増税に伴う駆け込み需要の反動減は5月に入っても収まらなかった。
日本通信販売協会(JADMA)が10日にまとめた14年5月度通信販売売上高調査結果によると、健康食品は前年同月比9.5%減の150億8100万円と2カ月連続の大幅マイナス。そのほかの商品分野を見ても、化粧品が同8.1%減の131億8100万円などと、前年同月実績を大きく割り込むものが多かった。
調査対象企業は、協会の理事会社・監事社を中心とする会員企業145社。5月度の総売上高は同3.7%減の1279億900万円、1社当たり平均受注件数は8万9214件(回答118社)だった。受注件数は、前月と比べると約6000件多い。
14年4月度調査結果では二ケタ減も目立っていた。健康食品は前年同月比16.2%減(143億7800万円)、化粧品は13.6%減(132億2100万円)となっていた。それに比べると、5月度結果では減少率が回復しており、6月度にはさらに回復しているかどうかが注目されそうだ。