男性「腰痛」、女性「肩こり」 国民生活基礎調査(2014.7.24)
病気や怪我などの自覚症状が最も多いのは男性「腰痛」、女性では「肩こり」であることが、厚生労働省が15日に発表した「平成25年国民生活基礎調査」の結果で分かった。男性は次いで「肩こり」「鼻がつまる・鼻汁が出る」、女性は「腰痛」「手足の関節が痛む」の順になった。
同調査は、約30万世帯の健康状況などを調べたもの。
調査の結果、病気や怪我の自覚症状のある者の割合は、男性よりも女性の方が高かった。一方、通院者の状況をみると、男性は「高血圧症」が最も高く、「糖尿病」「歯の病気」と続き、女性も同じく「高血圧症」が最も高く、「腰痛症」「眼の病気」の順となった。
また、6歳以上に健康意識を聞いたところ、自分の健康を「よい」「まあよい」と思っている回答者が38.5%、「ふつう」46.9%、「あまりよくない」11.5%、「よくない」1.9%という結果となった。
悩みやストレスの状況では、12歳以上で、日常生活での悩みやストレスは「ある」が48.1%、「ない」は50.6%となった。年齢別では男女とも「40~49歳」が最も高かった。
飲酒の状況では、「毎日飲む」男性が27.6%、女性は「飲まない(飲めない)」46.9%が最も多く、「毎日飲む」年代としては男性が30代以上、女性は40代以上が最も多かった。
健康診断や人間ドックの20歳以上の過去1年間の受診状況では、男性67.2%、女性57.9%で、男女共に「50~59歳」が最も高かった。
40~69歳を対象とした、がん検診では男女とも「肺がん健診」が最も多かった。