北海道認定マークの状況など報告 AHCC研究会(2014.8.7)


 AHCC研究会(細川真澄男会長〈北海道大学名誉教授〉)主催による市民公開講座「これからの健康のために!賢い『食』の選び方」が7月26日、札幌市のホテルロイトンで開催、約140名が来場した。当日のテーマは〝正しい知識と食品の新しい表示制度〟。

 最初に座長の東京大学名誉教授・大橋靖雄氏が、現在の取り巻く環境と食に関する問題、健康との関連性などについて問題提起。そのテーマに沿うかたちで、帝京大学医学部・特任講師の大野智氏が、「サプリメントのウソ・ホント」と題し、サプリメントとの向き合い方、そのエビデンス、商品化に至るまでの研究プロセスなどを分かりやすく詳細に述べ、健康食品の有効性に関する情報をサイト上から得るにしても、最終的には自分で決断して選び、責任を持つようにと促した。

 北海道経済部食関連産業室の菅野則彦氏は、北海道認定マーク「ヘルシーDo」について触れ、その認定方法から現在認定されている商品などについて状況を解説した。

 また同日に開催した第22回医療機能性食品国際会議では、世界16の国と地域から各方面の研究者など349名が参加した。基調講演はじめ、AHCCやEATS(酵素処理アスパラガス茎熱水抽出物)、オリゴノールなどの素材について一般講演21、ポスターセッション31からヒト臨床報告も数多く発表された。

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