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　消費者委員会は5日、消費者庁から特定保健用食品（トクホ）の表示許可に係る審査依頼（諮問）があった「ペプシスペシャル 250ｍｌ」（サントリー食品インターナショナル㈱）など8商品について、トクホとして認める旨の判断を下し、同日同庁に答申した。一方、同じく審査を行ったノンアルコール飲料2品については、トクホとして認めない旨の判断を下した。

　ノンアルコール飲料2商品は、サッポロビール㈱が申請した、食物繊維（難消化性デキストリン）を関与成分に、食後の血糖値が気になる方に適する旨の表示許可を求めた商品と、花王㈱が申請した、茶カテキンを関与成分に、体脂肪が気になる方に適する旨の許可を求めた商品。いずれも商品名については非公表。

　審査した同委新開発食品調査部会では、いずれの成分も既にトクホ許可された商品があり、成分自体に問題はないとしたが、一般的に酒類の代用とのイメージがあるノンアルコール飲料に、健康に役立つという趣旨のトクホのマークを許可するかどうかが焦点になったという。部会では、未成年者の飲酒の入り口になるといった懸念が伝えられたほか、食生活の改善に寄与しないといった意見などがあり、不許可と判断したという。

　なお、トクホが認められることになった8商品については、同答申を受けて同庁が許可に向けた手続きに入る見通し。