「貝化石Ca」吸収特性など差別化図る アイリス(2014.8.21)
自然健康食品「珊瑚草」の販売で40年の実績を持つアイリス㈱(東京都江東区)は、もう一つの柱商材である八雲産風化貝化石カルシウムの提案を強化する。これまで自然食品店を中心に最終商品を販売することが多かったが、昨年創業40周年を迎えたことを機に販売体制を再構築、実績のある八雲産風化貝化石カルシウムのバルク・OEM供給を本格化させる。
「OEMの提案はこれまでもしていたが、最終商品『ママカル1500万年』の販売が先行していたため目立たなかった。今後は八雲産風化貝化石カルシウムの特性をアピールし、カルシウム市場でのシェアを高めていく」(竹本由美子営業企画部長)といい、約30年の販売実績から得られた独特の販売ノウハウも併せて提供し、市場での存在感を高めていく方針だ。
同社が扱うカルシウム原料は、北海道・八雲地方で産する1500~2500万年前に生息していたニシキ貝の堆積層から得られたもの。風化ニシキ貝殻に含まれる炭酸カルシウムの結晶はアラゴナイト(霰石)と呼ばれ、胃酸でさらに微細化する性質を持ち、体内摂取時にはゆっくりと吸収される特性を持つ。