三生医薬が新体制 四條社長再任、近藤会長は顧問に(2014.8.21)


 健康食品受託の三生医薬㈱(静岡県富士市)は臨時株主総会を開き、新役員を選任した。代表取締役社長には四條和洋氏を再任、専務取締役に深澤孝之氏、非常勤の社外取締役に富岡隆臣氏(新任)、高槻大輔氏(新任)、吉岡正氏(新任)、廣瀬光雄氏(新任)がそれぞれ就いた。同社創業者で代表取締役会長の近藤隆氏、同近藤孝子氏は退任し顧問に就いた。

 四條社長は医薬品、化粧品受託製造を手掛ける子会社のサンカプセル㈱(静岡県富士市)代表取締役社長も兼務する。

 三生医薬は米国投資会社カーライル・グループ(本社ワシントンDC)に株式を譲渡するかたちで資本提携を行った。ソフトカプセルやシームレスカプセルなどの製剤化技術や高品質な生産技術で定評がある三生医薬と、ヘルスケア分野に豊富な投資実績を持ち、グーローバル展開するカーライルとの提携により、製造体制の整備や拡大といった事業基盤の強化、医薬品事業の拡大、海外展開などを加速させたい意向だ。

 また、今月7日付で三生医薬とサンカプセルの本店所在地を、厚原工場の所在地である静岡県富士市厚原1468に変更した。

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