三菱商、インドネシアに飲料会社 タイ大手と折半(2014.9.11)
三菱商事㈱とインドネシアのアルファグループの合弁会社アトリ・パシフィック社は、タイの大手飲料会社イチタン社と折半出資によるインドネシアでの飲料製造販売会を設立すると発表した。新会社は同国ジャカルタに本社事務所を構え、まずはイチタン社の飲料ブランドの販売を来年から開始し、2016年を目途に現地での生産を計画している。
同社によると、インドネシアの清涼飲料市場は昨年実績で約4000億円規模で、年成長率は13%と推定。今後、中間層の所得向上に伴い、20年には約1兆円規模との予想もされている。
イチタン社は、タイ国内の茶系飲料市場で最大手の新興飲料メーカー。テレビや新聞、雑誌、SNSなどを活用したマーケティング力や高い商品開発力を持ち味に、昨年実績で約200億円を売り上げている。