菓子感覚の「ソフトチュー」 サプリ提案 アルプス薬品工業(2013.6.20)
医薬品の原薬製造を中核事業とするアルプス薬品工業㈱(岐阜県飛騨市)は、菓子感覚で摂れるサプリメントの新たな剤形「ソフトチュー」による受託事業を開始した。すでに今春からサンプルワークしており、同社の新規事業として健食業界に向け提案を加速させる。
同社では数年前よりソフトキャンディー加工について技術協力を重ね、課題であった粉っぽさなどの問題点をクリアするとともに、形態改良、商用設備確保を口中菓子などを手掛けるノザキ製菓㈱と技術提携することでクリアし、受託加工事業に踏み切った。
「ソフトチュー」は、1粒約2㌘、1㌢角のキューブ状に形状設計した水無しで噛んで摂るキャンディータイプのサプリメント。剤形外側を糖衣させることで、独特の食感を持つ商材に仕上った。基材には、マルチトール、還元パラチノースなどを用い、これらと機能性素材を練合させ成型・カッティング、糖衣加工を経て完成する。液体、オイル、粉末など様々な機能性素材の配合が可能で、過度な熱や圧力を加えない独自技術により機能性を損なうことはないという。すでにサンプル提案している商材では、CoQ10を1粒に33㍉㌘配合したシュガーレス:マンゴー味は好評を得ているという。