健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　健康食品製造販売の㈱ファイン（大阪市東淀川区）は、他社に先駆ける形で商品化した「ココナツオイルダイエット」を今年下半期の大型商材に育て上げる方針だ。全国のドラッグストアなどを主要販路に配荷を進めるとともに、直営店舗でのモニター実施など、ダイエットに役立てられるココナツオイルの提案を加速させる。

　3日に市場投入した同品は、サプリメントの市販品の多くが輸入品で粒の形状が大きい中、国内向けの小さい形状に仕上げ、またココナツオイル以外に中鎖脂肪酸油とビタミンＥを加え機能性を強化することで差別化を図った商品。食用油としても流通することの多いココナツオイルだが、摂取しやすいソフトカプセル形状について、「ドラッグストアなどバイヤーからの反応が良い」としている。

　また8月中旬に直営店で実施した同品のモニター募集では、これまで十数品扱ったサプリメントの中で2倍の応募があったという。今後市場ニーズを見極め、ＯＥＭ展開も視野に入れた提案を進める。

　さらに主力商材のひとつ「しじみウコン肝臓エキス」を今月下旬に刷新する。豚肝臓エキスの含量を150㍉㌘から300㍉㌘に増量し機能性を向上、需要が急増するアルコール対応商材市場での存在感を高める。

【写真は同社製品「ココナツオイルダイエット」】